会長挨拶

第51回JCOA研修会
煌めく讃岐 ~食・海・アート~
第51回研修会 会長
香川県整形外科医会 会長
廣瀬 友彦
第51回JCOA研修会は2025年10月11日~13日の3日間、うどん県(香川)で開催いたします。昭和49年JCOA創立年に開催された第1回研修会(赤穂市)から昨年の京都市まで実に50回に及びますが、香川県では平成2年に第17回が高松市で開催されました。われわれ香川県臨床整形外科医会(KCOA)にとっては2回目の大役となりますが、実は第17回研修会会長廣瀬宣夫は私の父であり、感慨深いものがあります。
研修会場は、瀬戸内海に面するJRホテルクレメント高松です。穏やかな瀬戸内の風景には、太平洋や日本海とはまた違った魅力があって、ホテルの近くを散策すると海に突き出した赤灯台まで散歩を楽しめます。今年は3年に1度の現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」が開催されます。瀬戸内の美しい景観と自然の中で育まれた文化・歴史・民俗を生かして展開されるアートを中心に、世代・地域・ジャンルを超えた人々が集い交流することがコンセプトとされています。これを踏まえて、第51回研修会のテーマは「煌めく讃岐 ~食・海・アート~」とさせて頂きました。
学術講演は香川大学医学部整形外科学教授 石川正和先生より「膝関節温存治療の現状と未来」というタイトルで御講演いただきます。文化講演では、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクター 北川フラム先生に「美術は香川の土地を顕かにする ~瀬戸内国際芸術祭を巡って~」という演題で御講演いただきます。また、さぬきうどん研究会顧問 諏訪輝生先生に「讃岐うどんの歴史と文化」というタイトルで御講演いただく予定です。
多くの方が楽しみにされているゴルフについては、10月12日に高松グランドカントリークラブ、10月13日は鮎滝カントリークラブをご用意しております。飛行機で帰られる方も多いと存じますが、鮎滝カントリークラブは空港に近いという立地ですので、是非2日目もプレーをお楽しみ下さい。エクスカーションについては、タクシーでお勧めのうどん店を食べ歩くという企画もご用意しました。また貸切船で巡る瀬戸内国際芸術祭ツアーでは、混雑が予想されるなか限られた時間の中で、スムーズに作品を鑑賞いただけます。地中美術館や草間彌生(やよい)のカボチャのオブジェで有名な直島も訪れて頂けます。その他1泊2日ツアーでは、なかなか予約の取れない瀬戸内のホテルに泊まる企画、また半日コースではうどん作り体験ツアーなど色々と趣向を凝らしています。懇親会では世界的なジャズ・ベーシスト藤原清登氏の演奏や、さぬきうどん研究会による「讃岐うどん作り体験」もご用意しました。是非「うどん県」の食・海・アートを存分にお楽しみ下さい。